光熱費急騰を理由に、在宅ワークを諦めてオフィスへ向かう会社員が増加するのではないかという予想に合わせて、在宅ワーク自体そのものが非生産的ではないかという議論が始まっている。
ホワイトカラーの会社員たちは、2020年3月のコロナロックダウンを皮切りに新しい試み「在宅ワーク」を実施してきた。当初は通勤時間もなく、パジャマで仕事ができ、上司の愚痴を隣に座って聞く必要がなく、なんて画期的で効率の良い制度なのだと喜んで仕事をした。
仕事をしながら、隙間時間には子供の学校の送り迎えや、犬の散歩、庭の芝生の手入れなどができ、家のことに多くの時間を費やすことができるようになり、「生活する」という実感が今まで以上に味わうことができた。
しかし、在宅ワークが浸透したのが原因で、サービス業のビジネスには大打撃が加わった。ワイシャツを着なくなったためクリーニング屋の売上が激減、街中のレストランには人が来なくなり、夜のパブやバーは経営が困難な状態だった。
オフィスビルの空室状況も激しく、ロンドンの代表的なビル「ガーキン(30セント・メリー・アクス)」41階建てのビル60個分相当がロンドンでは現在、もぬけの殻となっている。
イギリス政府は街の活気を戻すためにホワイトカラーの労働者たちへのオフィス出社復帰を勧めているが、労働者たちはそれに反対している。
今回の光熱費高騰を口実に、何か政府の思惑も含め、ホワイトカラー労働者の在宅ワークの考えを変えさせる記事等が頻繁に出てくる可能性があるかもしれない。
〜はる〜
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