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緊張の日々が続く 第一志望への道



前のブログ(よく頑張ったねと言いたい 辛かった中学受験勉強 イギリスグラマースクール)でも書いたことがあるが、私には、来年の9月から中学に入学する予定の10歳と11歳の子供がいる。そして、この10月という月は、親にとって子供の中学進学先が決まる、いわば緊張の頂点に立つ月だ。親は子供のために最大6校の希望校をリストに書き、それを提出する。そして、その結果が返ってくるのは来年3月――つまり、あと4ヶ月待つわけである。


ただし、もし補欠入学を希望するのであれば、その道のりはさらに長くなる。多くの場合、7月ごろまでには入学が決まるが、時には来年の12月ごろまでずれ込むこともある。こうした場合、すでに別の学校で学び始めた生徒が1学期で転校したり、学校を変えたりすることがある。そのときに空席が生まれ、12月くらいに補欠者へと順番が回ってくることもあるのだ。


つまり、希望する学校への入学を1年以上も待つことになりながら、最終的には第一志望の学校に足を踏み入れることができる可能性がある。これは、補欠入学のために長い長い待機を強いられる家族にとって、宿命ともいえる出来事だろう。しかし、親の心情としては、やはり子供を第一志望の学校に入れてやりたい。その願いは諦めきれないものがある。たとえ、既に通い始めた学校の制服があるにしても、新しい友達との関係が育ってきているにしても、もしその第一志望の扉が開くのであれば、親としてはそこに向かって踏み出す決断をすべきなのかもしれない。


この10月、ひとまず希望校リストを提出し、来年3月の正式発表があるまで、私たちにできることは何もない。子供は中学受験の勉強から解放され、安堵の中でリラックスモードに入っているが、今はそれも悪くないのだろう。一方、親にとってはまだしばらく、緊張の続く日々が待っている。


文:はる『ロンドンでの失職、生き残りを綴ったブログ。小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。転身開始から708日目を迎えた。(リンク⇨707日目の記事)』


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