
世界インフレに加えて、大型減税、財政出動、国の借金膨らむで飛び抜けて危機が訪れているイギリス。
この状態では金利が上がっていく。
金利が上がっていくと真っ先に気になるのが住宅ローン。すでにある金融機関では、緊急の事態を受けてローン提供を一時的に差し止めているところもある。
先週と今週にかけてのイギリス10年債券価格の暴落(金利上昇)で、人々の目は月々の住宅ローン返済額の変化が気になるようになった。
早速この変化を報道しているネット記事が多いのでここでも、金利が変わるとどのぐらい月々の返済額が変わるか比べてみた。
| 月々の支払額 | | | | | | |
借金 | 2% | 4% | 上昇幅 | 6% | 上昇幅 | | |
£10万 | £424 | £528 | £104 | £644 | £220 | | |
£20万 | £848 | £1055 | £207 | £1289 | £441 | | |
£30万 | £1272 | £1583 | £311 | £1933 | £661 | | |
£40万 | £1696 | £2110 | £414 | £2578 | £882 | | |
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2%が6%まで上がるとほぼ5割増なるという恐ろしい計算になる。
しかし最初の2年間は3%+手数料といったディスカウントがあるサービスも受けられるので2年おきの更新をやりくりしながら月々の返済額を抑えていくしかない。
大型減税で手元に多少の現金を手にするも金利高騰による住宅ローン返済額上昇で手に入れた現金は消えてしまい、むしろ更なる出費が予想される。
新首相トラス氏の次の対策はなんだろうか?
と思っていたら本日早速英国銀行がイギリス国債を買うという緩和策を発表している。これは上昇する金利を抑える効果があり、一旦の債券の価格の暴落を抑えられるが、通貨の下落は止められないと思われる。
〜はる〜
(終)
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