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日本行きのチケットをついにゲット!



来年は私にとって、ひとつの節目の年になる。そんなタイミングで日本へ帰ろうと決意し、ついに日本行きのチケットを購入した。ここ15年で日本に帰ったのはわずか3回。人生の残り時間を数えてみると、家族や友人に元気で会えるのも、もしかすると10回もないかもしれない。それを考えると、今回の一回はとても貴重だ。


今の国際情勢も、私の決断に影響を与えている。ウクライナとロシアの戦争の影響で、日本とヨーロッパを結ぶ便はロシア上空を飛べなくなり、飛行時間が2〜3時間も延びている。燃料費の高騰やインフレも相まって、チケット代は20年前と比べてほぼ倍。さらに、今では家族も増えて、4人分のチケットを買わなければならない。その出費は、中古車を1台買えるほどの金額になってしまった。


それでも、今回はどうしても日本に行っておかなければならないと感じていた。自分のためでもあるけれど、子供たちのためにもだ。彼らはこれまでにたった2回しか日本に行ったことがない。日本人としてのアイデンティティーも薄れつつあるように思う。だからこそ、彼らに自分が日本人でもあるという事実を強く認識させたかった。


ネットでチケットを検索して、躊躇しながらもワンクリックで4人分のチケットを購入した瞬間、何かが大きく動いた気がした。クレジットカードの明細には巨額のマイナスが並んで、こちらを睨みつけているようだけれど、これは必要な投資だと自分に言い聞かせた。


まずはチケットを手に入れたことに一安心。次に訪れるのは、日本行きが決まってから春までの、あの独特なワクワク感。飛行機に乗る日が近づくたびに、子供たちと過ごす日本での時間がどんなものになるのか、さまざまなシーンが頭の中で巡り始める。


これから子供たちにもっと日本語を教えなくてはならない。そして、日本の家族に会う準備もしておく必要がある。それは、私にとっても大事な作業だし、子供たちが自分のルーツを知り、感じ取る大切なプロセスでもあるのだ。


文:はる『ロンドンでの失職、生き残りを綴ったブログ。小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。転身開始から686日目を迎えた。(リンク⇨685日目の記事)』


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