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子供にスマホを持たせる前に知っておくべき現実と対策:スマホ依存から守る方法



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活681日目を迎えた。(リンク⇨680日目の記事)


スマートフォンと子供たちの関係について、私が考えることをここに記しておこう。最近、ネット上では「子供にスマホを持たせるべきか?」という議論が盛んに行われている。おそらく、そういった議論に参加しているのは、実際にその問題に直面している親たちだろう。彼らは、自分で考えることを少し避けて、ネットに答えを求めようとしているのかもしれない。「イエスかノーか?」と簡単に答えが出ることを望んでいるわけだ。


でも、スマホというデバイスは、もっと複雑なものだ。現代の社会では、スマホは単なるコミュニケーションツールではなく、まるで洗脳装置や管理システムのような役割を果たしている。持ち歩くことで、お金を使わせ、生活のあらゆる側面に影響を及ぼす。確かに、スマホを使えば漢字を書く必要もなければ、簡単な計算を自分でする必要もなくなる。でも、それで人間の能力が著しく低下するかといえば、そうとも限らない。むしろ、余ったリソースを他のところに振り向けることで、さらに科学技術を発展させてきたのが人類だ。そうやって進化してきた歴史がある。


とはいえ、スマホには暗い一面もある。たとえば、子供同士のいじめ。スマホを持つことで、そのいじめは陰湿な形を取りやすくなる。特にSNSを通じて、一瞬で世界中の誰とでも繋がれる。コントロールが苦手な子供たちにとって、それはトラブルの原因となることが多い。また、スマホ依存症や課金制度の問題も無視できない。


しかし、だからといって「持たせない」という選択が最善とは限らない。大切なのは、使い方をしっかり教えることだ。とはいえ、問題は親自身がその使い方を理解していない可能性があることだ。たとえば、「既読スルーはするな」という新しいルールを子供たちは覚えなければならず、その背後にある承認欲求に気づく前に、その欲求に囚われてしまうかもしれない。


現代の統計では、私たちは6分に1回はスマホの画面を見ていると言われている。これは、まるで麻薬のような中毒だ。そして、それを作り出している側が私たちを洗脳しているのだ。スマホでは、テレビもYouTubeもInstagramも見られ、調べ物も、勉強も、読書も、買い物までもできてしまう。これだけ便利なら、使わないわけにはいかない。だからこそ、スマホ依存症についての基準やその判断方法を見直す必要がある。


重要なのは、スマホ依存症が神経伝達物質であるドーパミンの仕業だという点だ。具体的な依存症としては、課金依存症や株、FX依存症、動画、SNS依存症といったものがあり、それらで判断するべきだろう。


さらに言えば、子供がコストパフォーマンスやタイムパフォーマンスばかりを口にするようになってしまえば、大人になったときに行き詰まってしまうだろう。だからこそ、子供がスマホに振り回されるのではなく、スマホを使いこなすようになるまで、その距離感をしっかり保っておくべきだと思う。スマホは教育を受けていない子供でも簡単に使える。だからこそ、子供のうちにスマホ以外でできないことを、できるようにしておくことが重要だ。


最後に、私はこう願っている。現代社会から切り離されて、一人でどこかに放り出されたとき、自分の力で何かを成し遂げられるような人間に育ってほしいと。スマホの便利さに頼らず、自分で考え、行動できる強さを持った子供たちを見たいと思っている。



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