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(驚愕)新学期が始まって、制服屋さんに行ってみると. . .




小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活657日目を迎えた。(リンク⇨656日目の記事)


日本では4月になると、新しい季節の訪れとともに、学校も新しいスタートを切る。新入生たちは、真新しい制服を身にまとい、小学1年生であれば、祖父母が買ってくれたばかりのランドセルを背負って学校へ向かう。その光景は、春の風物詩とも言える。


一方、イギリスでは新学期の始まりは9月だ。子供が10代になって、ようやく私もこの感覚に慣れてきた。9月になると、街の様子が少し変わる。新しい顔ぶれが登校する姿が見られ、大人たちの表情もどこか穏やかだ。新しい季節のスタートを迎えることに、どこかホッとしているようにも思える。


イギリスで新学期を迎えるにあたり、制服の購入は欠かせない。単に新しい学校に入学するから、という理由だけではなく、もう一つ重要な理由がある。子供の体が成長することで、去年の制服がもう着られなくなってしまうのだ。1年で子供の体が大きくなり、夏休みを過ぎると、昨年の制服はもう窮屈で、着ることができない。


そこで私は息子を連れて、地元の制服屋に行くことにした。この店は、地元のいくつかの学校の制服を専門に取り扱っている。普段はスタッフが3、4人、お客も5人ほどの静かな店だが、新学期の初日は様子が違う。スタッフは10人態勢で、外には入場制限のための行列ができている。店内では、体育着の上下が40ポンド、制服用のジャケットが50ポンドと、次々に商品が売れていく。


これは、ある種の投資だ。子供たちが学校に通うために必要なものだから、親たちはどうしても買わざるを得ない。小中高の教育が無料である一方、こうした制服の購入には意外とお金がかかるのだ。教育の無料化が進む一方で、こうしたコストが生じるのは興味深い現象だ。


新しい制服に身を包んだ子供たちが、また新しい一年を歩み始める。その姿を見て、親としての私は、複雑な感情を抱きながらも、どこか安心感を覚える。成長を続ける子供たちを見守りながら、私もまた新しい季節に向かって歩んでいく。


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