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Writer's pictureharuukjp

テレビ出演のオファーが届いた。さて、どうしたものか。




ありがたいことに、ブログにさまざまな方が訪れてくださり、ときおり面白い仕事の声もかけてもらえる。今回はその一環として、テレビ出演の依頼を受けたのだが、テーマが「超能力者について、イギリスではどんな風に受け取られているか」というものだった。


正直に言うと、超能力は私の守備範囲外だ。とはいえ、この国で「目に見えない力」への関心が一定の層に根付いているのは確かで、スピリチュアルなイベントは今でも全国各地で開催されている。イギリス人にとって、超能力や霊的な世界とのつながりは、何かしら神秘的で不可思議な魅力を持っているのだろう。


1970年代から80年代にかけては、イギリスのテレビでも超能力者をフィーチャーした番組が頻繁に放送されていたと聞く。今の40代、50代のイギリス人たちは、その頃の記憶をしっかりと持っていて、どこか懐かしさを伴って「見えないもの」に想いを馳せる。日本でもかつて「超常現象」や「心霊現象」として大きく取り上げられたことがあったが、その基礎にはきっとこのイギリスの超能力番組の影響も少なからずあったのだろう。


今でもイギリスでは、ヒーリングイベントや霊媒師によるパブの集い、亡くなった人と交信する場が提供されている。そのすべてが現実味をもって信じられているわけではないにせよ、少なくとも「可能性」としての超能力が今も息づいているのは確かだ。そして、ある一部の超能力者たちは現在もSNSを通して、その影響力を保っている。


そういえば私自身も、小さい頃に超能力に憧れて、何度か挑戦してみたことがある。けれど、どうやっても成功しなかったので、ある日すっぱり諦めた。それが超能力との縁のすべてだ。


もしかすると、超能力ブームが再来することもあるかもしれない。もしそうなら、私も眠っている何かをもう一度呼び起こせるかもしれないと思うと、少しだけ心が躍る。


文:はる『ロンドンでの失職、生き残りを綴ったブログ。小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。転身開始から712日目を迎えた。(リンク⇨711日目の記事)』


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