アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受けてから51日目。(リンク⇨50日目の記事)
今日は大晦日。
いつものように今日は何を食べようかとスーパーに駆り出してみると、ものすごい人。
新年のパーティーに持っていくのかスパークリングワインセクションが入り口に大きく設けられていて、そこには2本、3本と景気よく買い物かごに入れて店に入っていく客がいた。不景気、インフレといった悪状況の現在だが、大晦日という一大イベントには、財布の紐も流石に緩むようだ。
そんな中、私に与えられた現金は今日の晩御飯4人分だけだ。今日をどう生きるかを心配して大晦日を迎える。
スーパーから帰ってくると、このまま仕事が見つからないと貯金が尽きて、今住んでいる家を売ってサイズの小さい家に住まなければいけない我が家の将来を見据えて、息子が一言
「使うお金は食べ物だけで家族で一部屋に住む生活は嫌だ!」
父「。。。。。」言い返せなかった。
しかし父の心の中は(そうだよね。お金を他にも有効に使っていろんな経験、勉強したいよね!わかるよその気持ち。でも今はパパが仕事がなくて、近い将来はまだ予想がつかない。とにかく無理なことはできない。静かに耐えるしかないんだよね。)
息子はこんなことを言わなくてもわかってくれてるはず。何も言い返さずに今晩の料理をした。
今日は大晦日。昔買ったスパークリングワインが戸棚の奥にしまってあったのでそれを開けて新年を迎えたいと思う。
(終)
〜はる〜
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