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日本を守る大阪の住人

Writer: haruukjpharuukjp


現代の先進国に共通する課題のひとつに、少子化と移民受け入れがある。日本もまた、その流れの中にある国のひとつだ。

移民が増えれば、その振る舞いや犯罪の問題が取り沙汰されるのはどの国でも同じことだろう。しかし、イギリスを見ていると、彼らは基本的に寛容に移民を受け入れつつ、地域のルールを守るべきところでははっきりと注意し、きちんとコントロールできているように思える。そうした環境に暮らす移民たちは、一定の民度を保ち、イギリス流の価値観を受け入れながら生きているように見える。

一方、日本には「暗黙の了解」という文化が根強くある。「言わなくてもわかるでしょ?」という、ある種の共通認識だ。それが日本社会では「気の利く人間」として評価される要素になっている。しかし、移民たちにとっては、この文化を理解するのは難しい。彼らは明確に言われなければ、相手が何を考えているのか察することはできないし、「意思表示がないなら、自分の好きなように振る舞っていい」という感覚で生きている。

この「言わなくてもわかるでしょ」という感覚を逆手にとって、ずる賢い移民たちは「ここは外国なのだから」と、日本社会に独自のルールを持ち込み、少しずつ支配しようとする。

ところが、先日大阪出身のXさんと話していたら、そんな日本の中にも移民をしっかりとコントロールできている地域があるという話を聞いた。大阪のある地域では、地元の女性たちが強いリーダーシップを発揮し、地域の秩序を守っているのだという。そこでは移民であろうが誰であろうが、地域のルールを守らなければ厳しく指導される。結果として、移民たちもそのルールに従わざるを得なくなり、地域の秩序は保たれている。

「その女性たちはかなり攻撃的な雰囲気で、見た目も気の強い印象があるけれど、本質を突いたことをはっきりと言える人たちなんですよ」とXさんは言った。

私もそう思う。異国から来た人々であっても、その土地に住み着くのなら、その土地のルールに従うべきだし、むしろルールを明確に示してもらえるほうがありがたいはずだ。曖昧な「察する文化」のなかで、どう振る舞うべきか迷うより、ずっと楽だろう。

この大阪の女性たちは、ある意味、日本の本来あるべき姿を象徴しているのかもしれない。



:はる『ロンドンでの失職、生き残りを綴ったブログ。小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。転身開始から843日目を迎えた。(リンク⇨842日目の記事)』


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