小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活492日目を迎えた。(リンク⇨491日目の記事)
X氏はパリの地下鉄にいた。カメラを持って車内に座っていた。駅に着くとドアが開いて電車から降りようとしたらカメラを盗まれた。目の前に犯人がいるのでそれを取り返そうとした。するとそれを他の人が助けてくれた。無事カメラは返ってきたのだが、ポケットを確認すると財布が盗まれていた。
結局はグループの犯行で、その助けてくれた人が財布を盗んだのであった。
早速、警察へ行き、事情を説明して、事実だけを伝えたが財布は戻ってこなかった。クレジットカードはすべて止めることとなった。
そんなX氏が日本へ帰国となりパリのシャルル・ド・ゴール空港へバスで向かった。
バスの運転手が料金をぼったくろうとして口論になり、そこは無事正規の値段を支払うこととなった。しかし、止まるはずの停留所でバスは止まらず、ひとつ先の停留所でバスは止まった。
大きなバッグを3つ運んでいたX氏は苛立たしい気持ちが高まり、動揺が隠せなくなり、思わず車内に持ち込んだバッグを1つ席に忘れてきてしまった。そこには大切なパスポートと現金20万円が入っていた。
旅行に必要な必需品をほぼすべて失ったX氏は日本の航空会社のカウンターへ向かい事情を説明した。
大使館へ駆け込もうにも週末だったのでやってない。これはもう航空会社に何か方法はないかと頼んでみた。
すると、前日に地下鉄の中で盗難にあい警察に届けたとき、パスポートを見せて警察にはその記録があった。
早速、日本の航空会社がその警察と連絡をとりパスポートの記録を確認、X氏は特別扱い通路を通りなんとか飛行機に乗ることができた。
機内ではCAに出来事を説明したら慰めてくれて小さな免税店のお土産をくれた。
日本に着くと、再び特別扱い通路を通って、なんとX氏はパスポートなしで入国したのだった。その時の所持金は100ユーロ。
空港では家族と連絡がとれ、迎えにきてもらい無事家路に着いた。
帰宅後に届出をしないといけない書類などの作業はあったが、何よりも無事日本に帰国できてよかった。
家族へのお土産のバッグは盗まれなかったので、家族にはお土産と、お土産話ができたそうだ。
(終)
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