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2025年の目標を立てない。その代わり . . .



新しい年が始まると、人は自然と「今年の目標は何ですか?」と尋ねる。それはまるで決まり文句のようなものだ。ダイエットをするとか、新しい趣味を始めるとか、スポーツに挑戦するとか。新年の最初の瞬間、アドレナリンが体を駆け巡るうちに、大きなことを口にする人もいれば、書き出してみる人もいる。

でも、正直に言うと、私はそれが続かないタイプだ。もう半世紀も生きてきて、それに気づいた。遅すぎる気づきかもしれないが、まあ、それもまた人生の一部だろう。

だから私は決めた。2025年の目標は立てない。

過去を振り返るという選択

代わりに、2024年を振り返ることにした。さらに、その前の2023年と比較してみる。これは一種の実験のようなものだ。振り返りの中で改善された部分、悪化した部分が浮かび上がる。それらをじっくり眺めていくと、自分がどれだけ充実した1年を送れたのかが見えてくる。

これは目標を掲げることとは違う。むしろ、過去をじっくり観察し、自分を知るための作業だ。それにより、余計なプレッシャーを感じることなく、新しい年を自然体で迎えることができる。そして、その結果として新しい発見が生まれる。

プレッシャーを手放す

新年に「目標」を立てすぎると、その達成に追われる感覚が1月から心を支配してしまうことがある。目標が重荷になるのだ。その結果、かえって無気力になり、気持ちが沈むこともあるだろう。

それならば、いっそ目標を手放してしまえばいい。2024年という1年を振り返りながら、少しずつ新しい年に向けて自分を整える。それが、私の見つけた新しいやり方だ。ゆっくりと、自分のペースで。

自分らしいスタートを切る

新年を迎えるたびに、大きな目標を掲げてしまう自分を抑えること。それは一種の挑戦でもある。でも、その挑戦を通じて、私は自分を少しずつ解放している。振り返りの中で見つけた小さな変化や成長。それが、次の年を少しだけ特別なものにしてくれる。

だから、今年もまずは静かに、2024年という年を振り返ることから始めようと思う。そして、その延長線上にある2025年を、静かに、でも確実に進んでいきたい。


文:はる『ロンドンでの失職、生き残りを綴ったブログ。小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。転身開始から769日目を迎えた。(リンク⇨768日目の記事)』


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