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Writer's pictureharuukjp

悩む娘



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活672日目を迎えた。(リンク⇨671日目の記事)


9月も下旬に差し掛かり、イギリスの中学受験シーズンは真っ只中だ。夏休みが明けてから、我が娘はすでに何校かの試験を受けてきた。1年間の努力を総まとめにする時期であり、その結果によって進学先が決まるという重要な時期でもある。娘は日々、努力を重ねてきた。しかし、どうやら試験の手応えが思わしくないと感じているようで、最近は元気がない。


まだ一校も結果が返ってきていないが、結果を待つ間の緊張感というものは、私が想像する以上に娘にのしかかっているのだろう。この種の待ち時間は、大人であっても決して楽ではない。ましてや子供なら、その重さは一層大きく感じるはずだ。


さらに、娘にはもう一つの悩みがある。それは友人関係だ。小さい頃は親同士が仲の良い家庭が集まり、その子供たちが自然に一緒に遊ぶことが当たり前だった。しかし、10代にもなると「誰と遊ぶか」「誰が好きで、誰が嫌いか」を自分自身で判断するようになる。そうした選択肢が増え、複雑になる中で、娘は友達選びに頭を悩ませている。


友人関係というものは、誰にとっても大切だ。しかし、その全てが自分の思い通りにいくわけではない。だからこそ、無理に思い悩んでも仕方がないのだ。気が合わない相手がいるのも、自然なことだろう。しかし、まだ若い娘にとっては、この人間関係の難しさを自分なりに学んでいくことが必要な時期に差し掛かっているのかもしれない。だからこそ、今の悩みは貴重な経験とも言える。


試験のプレッシャーと友人関係の悩み、その二つが今、娘の心を占めているのだろう。どちらも、避けては通れない問題だ。そして、私としてはその両方を見守りながら、必要なときに手を差し伸べるしかないのだ。


これもまた、人生の一部なのだろうと思う。


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