いつの間にか携帯の値段がノートパソコンを超えていて、所持品の中で車に次ぐ高価なものなったスマートフォン携帯電話。
その大切な携帯電話をバスの中で失くした友人の話。
ラインでテキストがあった。
「携帯をロンドンのバスの中でなくした!」
(ラインで連絡できるじゃん?)と思ったのだが、今は、携帯を失くしてもタブレットやパソコンでラインのアカウントにはログインできるので、そこから連絡してきたのだ。電話のテキストメッセージも今はメールアドレスで紐づいているので、電話を使わなくても通信ができる。とりあえず友人との連絡手段は途切れなかった。
連絡を受けた私にできることは今後の対処方法を考えること。
早速、バス会社のウェブサイト(基本は地下鉄もバスも一緒のTransport for Londonが運営)にいって連絡先を調べることを勧めた。そして紛失物専用のページにいくと、バスルートによって電話番号が違うことがわかった。
その友人が乗ったバスは12番。以下のリンクから12番専門の電話番号を調べて、教えてあげた。
そして詳しく読んでみるとバス倉庫まで辿り着いた場合は3−5日間保管して、その後,
Transport for London 紛失物部まで送られるとのこと。
「もうないよ、きっと。電池も切れてると思うし、誰かが持っていっちゃうよ」
完全に諦めかけた友人。
しかし、とにかく連絡しろと説得した私。
そして3時間後、彼からの連絡があった。
「携帯が見つかりました。ありがとうございました。」
本当によかった。貴重な携帯電話が見つかってよかった。
今回見つかった要因は失くしたバスのルートがわかっていたのでその倉庫がわかったことと、もう一つはFind Myアプリで携帯の位置が確認できたこと。電池が切れたと思われた携帯電話だったが、Find Myアプリにはその位置が示されていた。
友人は倉庫に自分の携帯があるのを確信して、現地へと向かったのだ。
携帯を盗む人がいない安全なバスルートで失くしたのも幸運だったのか、それとも盗んでも今は足がすぐつくから盗まなかったのか。
とにかく携帯を失くした時は諦めずに探してみよう。そして、もし他人のを見つけた場合は親切に公共交通の係員に渡そう。
(終)
〜はる〜
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