ロンドンの中心地、レスタースクエアの地下鉄の駅前にある劇場、Wyndham's Theatre
(Address:32-36 Charing Cross Road, London, WC2H 0DA)でLife of Piを観てきたのだが、伝統的なロンドンシアターで圧巻の作品に民度の高さを感じた。
総観客数は750人と、他の劇場に比べるとやや小さめではあるが、その分、ステージまでが近くて、どの席で観ても見応えがある。
この話には動物が出てくる。
その動物をどう表現するかが見ものだった。
現代の劇ではパペットを使った作品が多く、ピノキオのような小人ぐらいの人形を2人で操ったり、馬や象のような大きな動物を3人の黒子が動かすといった手法が使われている。
Life of Piでは一人の人間と一匹の虎が主人公となり進めていく話だが、終始、虎には3人の黒子(頭部、体全体、足と尻尾)がついており、その表情を見事に表している。
虎の仕草が本物のビッグキャットのように見事に表現されていて、最初は黒子が気になっていたものの、そのうち全く気にならなくなり、途中からは、本物の虎がその場にまるでいるかのようになった。
ストーリは元々、映画で観ていたので、あらすじはわかっていた。だから、話がどう進むかという興味よりは、パペットを使った動物で次に何が起きるのだろうという関心が高まり、公演時間の2時間があっという間に進んだ。
出演者の演技も世界トップレベルで、ロンドンに遊びにくる方にはぜひ、ロンドンで観るべき劇の一つとして推奨したい。
〜はる〜
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