グローバル社会と言われる21世紀では、生まれた国が違う土地で暮らす移民が頻繁に見られる。
今回はデイリーメールの記事を参考に2021年時点でイギリスにいる、生まれがイギリス国内ではない移民(外国人)の数をまとめてみた。
ここ10年でイングランドとウェールズ(イギリス南部)における移民の数は250万人増加。特に目立った増加の国がルーマニアで、2011年から10年間で8万人から約54万人に増えた。ルーマニアといえば女子テニスUSオープンで優勝したことのあるイギリスの代表エマ・ラドゥカヌの父親はルーマニア出身(母は中国人)である。ルーマニア人がイギリスに移住し始めた大きな要因は2014年のルーマニアのEU加盟である。
インドはイギリス国内の移民の数の順位として常にトップに位置しており、92万人のイギリス国外で生まれたインド人が2021年の統計では存在する。これはイギリス全人口の1.5%に当たる。
イングランドとウェールズに住む移民の数は1000万人で過去20年で2倍以上に増えている。これは人口の6分の1に相当する。
特にロンドン市内での外国人の数は多くロンドンのある自治区は50%以上が外国人の地域もあり、平均で10人に4人が外国人という統計が出ている。
国別の順位を2011年(左)と2021年(右)を比較してみると
1位 インド 69万 92万
2位 ポーランド 58万 74万
3位 パキスタン 48万 62万
4位 ルーマニア 8万 54万
5位 アイルランド40万 32万
6位 イタリア 13万 28万
7位 バンングラデッシュ 21万 27万
8位 ナイジェリア19万 27万
9位 ドイツ 27万 26万
10位 南アフリカ19万 22万
(参考)日本 6.7万 6.3万
今年、イギリスでは歴史上初のアジア系(インド)の血筋から首相が登場した。そして今現在ロンドン市長もアジア系だ。
10人中4人が外国人のロンドンを踏まえると、政治界でもイギリス系以外の人種が活躍してもおかしくない話だ。
イギリスは西の大国やヨーロッパ大陸に比べると差別問題が少ない。教養のある学校での差別問題はほぼ皆無だ。
ブレグジットでEU離脱してから6年が経つが、イギリス移住への魅力は絶えないようだ。
(終)
〜はる〜
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