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Writer's pictureharuukjp

ゴールデンウィークになると30年ぶりの友達が…



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活539日目を迎えた。(リンク⇨538日目の記事)


日本はゴールデンウィーク真っ只中、ロンドンで無職の私は安いフリーランスの仕事を請け負って時間を過ごしている。


「おう!久しぶり、元気そうだね!」


と、飲み会途中の旧友からメッセージが届くと、テキスト上では「うん、そっちも元気そうで。」としか言いようがない。


さらに追加で


「Londonかぁ、いいなぁ。」


と旧友が言うと、


自分の中では(それほどいいもんでもないよ。職がないし、物価が高騰して生活は苦しいよ。日本の会社で働いてるみんなは安定した生活が得られて物価も安くてうらやましいな。)と思うが、30年ぶりに話す旧友に愚痴を言っても仕方がないので、口には出さない。


ただ、一言私は言う


「日本いいなぁ。歳をとると帰りたくなるものだよ。」


10代の頃が1番楽しかったと思う私だけにその頃の旧友と話すと、その思い出が蘇り楽しい日本を思い出す。


ゴールデンウィークでアラフィフになる我々は、こうやって旧友と連絡を取って、同窓会のようなものをやったりするのを、外から見ていると羨ましい。


海外移住で、仕事を失ったときの辛さが、こんなにひどいものかとは思ってもいなかった。


(終)


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