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ジーニアス軍団でもできなかった 喪失感



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活258日目を迎えた。(リンク⇨257日目の記事


前回の続きで、パソコンの修理に店舗までやってきた。


昨日の12時間にも及ぶプロのトラブルシュート軍団とのテキストメッセージでのやり取りの結果、朝一に私が再送したメッセージは「お店に直接持って行きたい」と伝えた。


2分で予約をとってくれて、この辺も対応が早く感心した。


そして、実際に店舗に来てみると、自分たちのことを「ジーニアス(天才)」と呼ぶトラブルシュート軍団のジーニアスバーのカウンターの高椅子に座らせられた。


結局、目の前では解決できずに、ジーニアスバーの壁の向こうまでパソコンを持って行かれてしまった。


おそらくモーストジーニアスが壁の向こうにいるのだろう。


私は、ジーニアス軍団になんの保証もせずに安易に自分のパソコンを預けて、カウンターで座って待っているわけだが、もし裏口から逃げられたら、大事なノートパソコンを失うわけである。


しかしここは詐欺に遭いそうもないと自分で判断してパソコンを手放しているわけでは、しかもいつ戻って来るかもわからない。実際に45分待っているが自分のパソコンが戻ってくる様子はない。


一旦パソコンを置いてお引き取りくださいと言われたので、帰ることにした。


そして3時間後、電話で連絡が来ると、パソコンを受け取れるとのことだ。嬉しい知らせだと思って閉店間際、店内にお客は2、3人。あとは閉店時間を待っている15人ぐらいのジーニアスたちがスマホやタブレットの画面を拭いて、今日一日中お客につけられて指紋や手垢を綺麗に取り除いていた。


そこで登場した私のパソコンだが、起動してもかなり遅い。「あれ?」と思って、聞いてみると、完全に修理するには600ポンド(約11万円)かかりますとのこと。これなら新しいノートパソコンが買えそう。


結果、システムの初期化はできたが、処理は全く良くなっておらず、とにかく遅い。完全に私の弟分を失った気持ち。


しばらくはこの喪失感にさいなまれながら、日々を過ごしていくことになる。


(終)


〜はる〜


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