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ギャンブル依存症の通訳のゾッとする気持ちがわかる 



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活502日目を迎えた。(リンク⇨501日目の記事)


現在、巷(特に日本とアメリカ)で大きな話題になっている、プロ野球選手とその通訳の事件は


プロ野球選手の通訳を務めていた人物の違法賭博について、アメリカではそのプロ野球選手にも厳しい視線が向けられている。その通訳は野球選手の口座から自身の違法賭博の借金を返済するために違法なブックメーカーに送金していたことが発覚し、解雇された。

この事件は、スポーツ界だけでなく、法律の領域にも大きな影響を与えている。プロ野球選手は関与を完全否定しており、事件の経緯は注目されている。


ということで、昨日まで親友と思っていた通訳の人に、プロ野球選手が大金を盗まれた(?)というのがざっくりの経緯である。


私の経験から、この通訳の気持ちが3つわかる。


1. 生活の水準を合わせたい願望


収入面でははるかに上を行くプロ野球選手と生活を共にするとそれを羨む気持ちと、同等の振る舞いをしなければいけないというプレッシャーに襲われる。


私も昔、ある有名人と遊んでいたことがあったが、その人のお金の羽振りが良かった。そんな人と一緒にいるといつの間にか自分もお金持ちになった気持ちで散財してしまう時があり、そのあとは大体後悔していた。


2.一度ハマると抜けられない依存症


私もギャンブルにハマったことがあり、アドレナリンが上昇する快感が止まらなく、やめられなかった時期があった。このアドレナリンはお酒を飲むより快楽を感じることができた。最初は友達同士で楽しくと思っていたのが、いつの間にか自分一人でギャンブルをして、生活の中でギャンブルのことを80%考えていて、自分の健康や生活のことは20%程度ぐらいしか考えられなかった。


3.誰にも言えなくなる 負債が膨らむ アドレナリンが上がる


ギャンブルの負けが膨らむと誰にも言えなくなり、自分でもいくら負けたのかを考えたくなる。その額が膨れ上がっているのは気づいているのだが、それがさらにアドレナリンを高め、またギャンブルをするのである。


私も過去にギャンブルに染まったので通訳の人の気持ちがすごくわかる。私は、幸いに借金はせず、手元のお金がなくなってやめたので良かったが、今回の通訳の人のように、他人の巨額のお金に触れることができると、まずは少しずつと手をつけてしまうかもしれない。


人のものを盗むのはいけないことなので、もし、本当に盗んでいたのであれば、彼を擁護する気持ちなど私にはないが、ギャンブルというものが存在する限り、こういった人は世界中にたくさんいるということである。


ギャンブルに良いところは一つもない。絶対に手をつけないようにしたい。


(終)


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