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もう、何回送別会をやっているのだろう?



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活269日目を迎えた。(リンク⇨268日目の記事)


また一人の友人がロンドンを去る。


出会いはスポーツを通して知り合う日本人が多いのだが、やはり遥か彼方の西の国で一生暮らす日本人はそんなに多くない。


憧れの地イギリスに来ても3年、4年といるとそろそろ帰ろうかと思うのが一般的である。


私の友人は駐在員だったので会社が宣告すると自動的に日本へ帰国となる。


しかしその彼はロンドンでの生活を思いっきり楽しんで、まるで若い頃の自分を見ているようで、一緒にいて本当に元気をもらったし、気持ちの良い人だった。


そんな友人を送別しなければいけない。ロンドンに20年以上も住んでいると出会いと別れが多くて、送別会を何度やったことか…


毎回その度に悲しい気持ちになるので、極力、送別会は行かないようしている。その方が自分にとってはストレスにならないからだ。


一度日本へ帰ると、遥か彼方の西の国に戻って来る人は少ない。そして私が日本に帰っても、日本全国に散らばった旧友にはほとんど会えない。


そう思うと、ロンドンでの交友関係はどうしてもドライになる。しかし、たまに深く踏み込む関係になることもある。今回去る人はそういう人だ。


ぜひ送別会は参加したい。


(終)


〜はる〜


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