小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活462日目を迎えた。(リンク⇨461日目の記事)
1991年に日本のバブル経済が崩壊した頃は、私はまだ高校生ぐらい。
その後、大学を卒業する頃には就職氷河期が来ていた。
そう簡単に就職ができるわけでもなく、内定をもらう狭き門を潜り抜けるのには容易なことではなかった。
なんとか知り合いにお願いして小さな会社に就職できることとなったが、あまり大学の勉強とは関係のないものであった。
そしてしばらくそこでアシスタント的作業を続けていると、イギリスの会社から声がかかった。
そこではアシスタントではなく、最前線で顧客相手に関係を築いていくという重要なポストだった。
これはラッキーな機会を与えられたと思い、迷わずにイギリスへと飛んだ。
私はそれ以来、日本で住むことはなくなり、イギリスに身を潜めている。
日本の就職氷河期で仕事が見つからなかったのが功を奏したのか(そもそもイギリスに来たことがよかったのかとか、日本にいたらどうだったろうと考えると、キリがないことなのだが)、自分にはイギリスにいることが心地よかったからここまでこれたのかもしれない。
気持ちはまだ日本人だが、それもだんだん薄れてきている。
(終)
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