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医者の彼はいう 若い医者たちは積極的に. . .



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活661日目を迎えた。(リンク⇨660日目の記事)


イギリスで暮らしていると、医療費が無料というのは確かに助かるものだ。とはいえ、その裏側には待ち時間の長さや、緊急でない手術が後回しになるという現実もある。だが、本当に緊急の場合、救急病院での対応は素早い。だから、健康面での不安を感じることなく日常を送ることができる。


日本の医療制度について考えると、やはりその優秀さが目立つ。日本では健康保険を使えば医療費の3割が自己負担で済み、必要ならば迅速に手術を受けることができる。医療技術も高い水準にあり、安心感がある。そんな日本の医学界を代表する医師たちがロンドンに集まり、学会を開いた。私はそこで、何人かの医師から興味深い話を聞く機会があった。


医師という仕事は、どこにいても人手不足が深刻なようだ。多くの医師が、休みを取ることすらままならないと言う。今回のように、海外の学会に参加できるのは稀なチャンスであり、通常は1週間の休暇を取ることすら難しいそうだ。確かに、医師という職業は高収入だが、それでもイギリスの富裕層のように贅沢な暮らしをするのは難しいらしい。


そんな中、ある層の若い医師たちは「お金持ちになりたい」という夢を抱いている。彼らは、病院での過酷な労働環境を避けて、美容クリニックの院長になりたがる。美容医療の分野では、豪華なライフスタイルをSNSで披露することが、ある意味ではビジネスの一環となる。そうすることで、顧客を引き寄せるというのだ。病院で働く医師とは、まったく異なる世界がそこにある。


実際、この5年ほどで美容クリニックの医師が急増しているという。病院で働く医師にとっては、こうした流れが一時的なものなのか、それともこれからさらに拡大するのか、まだ見通しが立たない。しかし、ひとつ言えることは、医師の世界でも選択肢が広がっているということだ。お金持ちになりたいなら、経営をすることが鍵になると話す医師もいる。彼自身も、将来的にはそういった道を歩みたいと願っている。


医師という職業もまた、多様な生き方が可能になってきた。どの道を選ぶのかは、結局のところ、個々の価値観と夢に依存するのだろう。


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