小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活377日目を迎えた。(リンク⇨376日目の記事)
大学の時の友達と30年近い付き合いがあり、その友達がロンドンにサッカー関連の仕事で訪れた。経費に限度があり、空港から地下鉄を利用してロンドン市内に入るということで、ピカデリーライン上のアールズコートのホテルを私が推薦した。
彼が乗った飛行機はブリティッシュエアウェイズだが、羽田で搭乗してから離陸まで4時間かかったという。一度は手荷物を持って外に出てくださいと言われたがすぐに解除されて席に戻らされたり、エンジニアが点検をしていますというアナウンスがあったり、結果、離陸前に4時間飛行機の中で拘束されて、原因の解明が公表されることはなかった。
そしてロシアを迂回していくロンドンへ向けて14時間飛行が始まった。
エコノミー席の彼は、ラッキーなことにほぼ満席の中、隣が空いていた。ささやかな喜びである。
しかし、離陸前と合わせて18時間座っているのも、アラフィフの彼には相当辛いものだったろう。しかも、ハリーポッターの映画は英語のみで彼には理解できないため断念したそうだ。ことごとくいい映画は英語のみという、英語のわからない人にとっては過酷な試練が与えられた。
今回は2年ぶりとなる再会にアールズコート駅前で抱き合って喜びを表した。
目の前のパブでビールのパイントとフィッシュ&チップスをいただき、昔の話、今の家族や、友達の様子などをお互いアップデートして、会話が絶えなかった。
やっぱり飯は何を食べるかじゃなくて、誰と食べるかが重要なんだとわかった。
(終)
最近の記事
いつも読んでくださり、ありがとうございます。コメントもお気軽にどうぞ~。ブログ村ランキングに参加しています。ぜひ一番下にある犬の応援クリックをよろしくお願いします。 ⬇️ ⬇️ ⬇️
Comentários