ポーランド人の旦那を持つ日本人女性の話
春休みの日本行き航空チケットがキャンセルされ、夏のチケットへと交換していたが、そのチケットもキャンセル、日付変更または返金を求められた。夏の旅行シーズンと重なり、既に7、8月の値段は高騰、1ヶ月前の日付変更は更なる追加料金が必要となった。
ちなみに8月のエコノミー直行便では一人£3000(約50万円)まで高騰している。去年のオミクロン発生前の11月は£800程度だった。経由便は度重なる遅延、キャンセルの報告で、多くの人が警戒をし出して避けてる。経由便の値段は、今£1800(約30万円)と直行便に比べると安いが、過去の値段に比べると断然と高い。
この家族は追加料金で日本行きを購入することはあきらめ、キャンセルされたチケットの返金を選択し、今年はポーランドに行くことに決めた。
そのポーランド行きの飛行機チケットも今や空港スタッフ不足で便数を減らす状況で、売り切れが続出。
そこで決めたのがバスでのヨーロッパ横断だ。ロンドンには毎日ヨーロッパからバスで来英する観光客、または移民がいる。2000年当初はポーランド人のイギリスへの、EU加盟に備えて、流入が激しかった。その頃はロンドンビクトリア駅バスターミナル周辺にはたくさんのポーランド人がいて、イギリスへの移民の数の大多数を占めていた。
そのポーランドを往復するバスは、その頃は、片道£50ー80と安く、利用者が多かった。
それが現代は£200から。バスの搭乗時間はポーランドの西と東でだいぶ違うが、21から34時間とかかる。
渡航時間、値段、キャンセルのリスクを考慮した結果、できれば飛行機で行きたいものだが、この家族はバスでポーランドへ行くことにした。
2022年の空港での混乱がもたらしている渡航問題は、人の渡航方法まで変えてしまった。しかも、昔の方法に。
戦争、インフレで30年前のレベルに生活水準が戻ると懸念されているこの時代、その様子は顕著に表れている。
(終)
〜はる〜
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