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バスの運賃 30%上昇 子供が学校に行けない



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活305日目を迎えた。(リンク⇨304日目の記事


8月末から超低排出ガスゾーンがロンドンで拡大していて郊外でもエコカー以外は家から乗り出しただけで一日12.5ポンド(約2300円)がかかる世界。


これには新しい車を買えない貧困層にとって衝撃的な事実。


その波が、学校に通うためにバスを利用する学生にも押し寄せてきた。


私の知り合いのお子さんは毎朝、家から歩いて5分程度のバス停から学校へ直行の

バスを利用している。バスは30分かけて10マイルの距離を移動する。


バスの料金は1学期で175ポンド(32000円)。3ヶ月利用するのでまあまあリーズナブルな価格設定とも思える。


しかし、その値段がこの9月から50ポンド(9000円)値上げで225ポンドとなった。


30%近い値上げ、これには流石の知り合いの方も激怒。子供にバスなんか乗らずに電車で通うように促すが、家から駅まで15分の徒歩、電車の時間、駅から学校まで徒歩15分という手間を考えると、電車賃のほうがちょっと安いけど、子供に安心して学校に通ってもらうのには、やはりバスがいいのかなと思うご両親。


バスを利用する子供たちは値上げをしても、バス利用はやめないだろうと強気の姿勢で値上げ。


結局、このご両親は泣く泣くそれを受け入れ払ったという。 超低排出ガスゾーン拡大で割安でロンドンに近いところに住める特権がどんどん薄れていく。子供を学校に通わせるのにも値上がりで、育てる側に取っっては本当に辛くなってきている。


(終)


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