ロンドンで活躍するアラサーの男性に聞いてみた。
日本で大学を卒業、そして就職後、7年間、日本の会社を転々としたが、ワーホリ(一定の期間だけ海外でも働けるという制度:ワーキング・ホリデー)で海外へと出る。
最初に働いた国はカナダ。ここで1年間のワーホリが得られて、それが終わると次はイギリス。イギリスでは2年間ワーホリが得られる。それが今。
そして最後にオーストリアへ行く予定(?)。こちらもカナダと同様に1年間。
ワーホリ信者にとってこの4年間のコースが夢らしい。
さて、その彼。
その彼は実は日本で転職する間に、日本中をヒッチハイクで回った男だ。東京からまずは名古屋、そして大阪、九州へと、高速道路のサービスエリアで降ろされては、駐車場で運転手に声をかけ、見知らぬ人の車へと乗車して西日本を制覇した。いったん飛行機で東京に戻り、それから今度は同様に東日本を北海道までヒッチハイクの旅を制覇した。
そんな彼は今はワーホリでカナダ、イギリスと来て、このままだと次はオーストラリアへというオーソドックスなコースの予定。
しかし、ここに来て彼の考えが少し変わってきた。それはイギリスという国が、自分がまだ行ってない、そして行ってみたいと思う国へ渡航するのに位置的に便利であるからだ。だからできればイギリスに2年以上滞在したい。
先月、彼は電車の旅で東はトルコから入って、西のポルトガルまでとヨーロッパ横断を果たしているが、シティブレーク(都市を訪れる旅)であって、そこからレンタカーを借りて自然を見るようなことはしていない。
ヨーロッパには北と南で地形もだいぶ変わり、北は特にスカンジナビア半島のノルウェーのフィヨルドは魅力的だし、南はスペインのアンダルシア地方や、イタリアのシチリア島、サルでニア島などの岩山も魅力的。
彼は今度はぜひレンタカーを借りてヨーロッパの自然も見てみたいと言っていた。
しかし彼には他に行きたい場所があり、それはキューバだ。ヨーロッパ横断の後の旅行は中米キューバを目指している。
キューバは、民主主義出身の人間からすると経験のしたことのない、ラテンアメリカ唯一の社会主義国家である。入国のハードルが高いが、国内の生活を見ることは、我々西側諸国の人間にとっては新しいことばかりで、一度は見てみたい。
そのキューバへの旅費を稼ぐために、彼はワーホリで得た労働許可を利用して、今は、ロンドンで働いている。
私が付け加えて、イギリスからは、南米ベネズエラやガラパゴス(エクアドル)へも行きやすいし、ケニア、タンザニア(アフリカ)なども行きやすいと教えてあげると彼は、行きたいところが増えすぎるのでもう言わないでほしい(笑)と私に言ってきた。
旅はいいものだ。私もアラフィフだがまだ旅はしたいと思う。
アラサーの彼はどこまで旅を続けるのか?彼のロンドンでの仕事は続く。
(終)
〜はる〜
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