小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活489日目を迎えた。(リンク⇨488日目の記事)
転勤の多いX氏はアムステルダムで2年ほど暮らした。借りたアパートの契約では光熱費は含まれるということで、クリスマス休暇の2週間は日本に帰っていたにもかかわらず、暖房をつけっぱなしだったため、周りの家には雪が積もってるのに、自分の家には雪が積もっていなかった(笑)。
賃貸契約が終わり退室するときに大家が異常な光熱費に気づき、不満げな顔をされたそうだが、最終的には契約通り払わずに終了した。
そんな彼は母を招待してアムステルダム観光行ったが、ロンドンまでは連れてきたことがなかった。それが約15年ほど前のこと。母親が70代前半の頃であった。
そして、X氏はコロナ前までの5年間、ロンドンに転勤で住んでいた。
海外転勤先には必ず遊びに来ていた母だったが、なぜか母を呼ぶチャンスを逃してしまった。
そんなX氏はコロナが始まると日本へ帰国となったのだが、コロナが明けて、今回母を連れて遥々ロンドンまで旅行にやってきた。コロナの3年のギャップもあり、母は歳を重ね88歳となっていた。
88歳のお母さんはしっかり歩いて意識もしっかりされてる。こんなに強い88歳は見た事はなかった。彼女は日本の四国からやってきた。
普段は一人暮らしで近くに娘さんが住んでいて、週一回の買い物は手伝ってくれるそうだが、基本は一人暮らしということで自分で何でもやってしまう。
規則正しい1日3度の食事と睡眠をしっかりとり、日記を毎日つけ、ここまで長生きしてると言う。
来月は15人集まる中学校の同期会があると楽しみにされている。
88歳の中学校の同級生が15人も集まる四国の人はどうしてこんなに長生きしているのだろうか。四国とはどんな土地なのだろう。
こんな元気な老人を見たのは初めてだった。無事日本へ帰り同期会を楽しんでいただきたい。お別れするときには握手をしてパワーをいただいた。
(終)
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