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サラリーマンを辞めて、1年9ヶ月が経つと. . .



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活649日目を迎えた。(リンク⇨648日目の記事)


私は1年9ヶ月前にサラリーマンを辞めた。それはまるで、夜明け前に突然目が覚めてしまったような感覚だった。目の前には、まだ暗い空と漠然とした未来だけが広がっていた。それでも、そのまま布団の中に戻ることはできなかった。目が覚めてしまった以上、起きて何かしなければならないのだ。


最初の数ヶ月は、ほとんど無為に過ごしていた。なんとなくフリーランスの仕事を始めてみたけれど、すぐにお金が貯まるわけでもなく、贅沢な生活など夢のまた夢だった。だが、時間が経つにつれて、このままではいけないという気持ちが少しずつ芽生えてきた。人生は一度きりだし、もう一度しっかりと何かを成し遂げたいと思うようになった。


振り返ってみると、サラリーマン時代の私は専門職に就いていた。しかし、それが今の世の中ではあまり必要とされなくなりつつあることに気づいた。時代の変化というものは時に残酷だ。私のような職種の人間にとっては、転職は決して簡単なものではなかった。


それでも、私はフリーランスとしての仕事を続けた。それが唯一の道だと思ったからだ。

コロナが世界を変えてしまった後、誰もが未来の不確かさを痛感したが、その不確かさの中でも自分を信じて進むしかなかった。


フリーランスの仕事は徐々に軌道に乗り始め、少しずつ光が見えてきた。


何が起きるか分からないこの世界で、ただ一つ確かなことは、自分のやるべきことを信じることだと感じた。


最近は14日連続で仕事が入るようになった。もちろんバンクホリデーも休まず働いている。かつてならブラック企業と感じただろうが、今の私はそれを違う視点で捉えている。仕事があること自体に感謝し、毎日を大切に働くことができている。幸いにも、自分に合った仕事なので、以前のサラリーマン時代のようなストレスは感じていない。


結局のところ、私にできることは、感謝の気持ちを持って、健康でいることだ。それさえ守れば、明日もきっと頑張れる。そう信じて、今日も一日を終えようと思う。


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